2017年11月24日金曜日

後輪組み【手組ホイールへの挑戦その④】失敗談

前輪はなんとなく形になった気がするので、
後輪にも取り掛かりました。

反省を活かし、恐る恐る少しずつニップルを締めていきます。

縦1mm程度以内に振れをとる。
横1mm程度以内に振れをとる。
縦をさらに0.5mm程度の精度で振れをとる。
横をさらに0.5mm程度の精度で振れをとる。
縦をできる限り振れをとる。
横もできる限り振れをとる。
という順番でやりました。

センター出しの工具を持っていないので、
頻繁にホイールをひっくり返して、同じプローブで間隔が均一になるようにしています。

一応形にはなりました。振れも許容範囲というか。

手持ちのホイールと比べてみると、プロの仕事のすごさを思い知りますね。

でもどうも反フリー側が緩い気がしてしまう。
触ってもわかるくらいに緩いので1/2周ずつくらい締めてみます。

当然ですが、センターが1㎜くらいずれます。
これを取り戻そうと、フリー側を締めていたらニップルが破損。
すべてパーです。
いったん分解することにします。
スポーク再利用したいので均等に緩めてなるべく破損しないようにします。
ニップルは買いなおします(1000円以上をどぶに捨てました)。

前輪で失敗しすぎて予備のニップルはもうないし、
新しい部材を調達するまで作業は延期です。
また丸い簡易的なニップルレンチでは作業性が悪く限界を感じますので、レンチも買おうかと思います。
テンションメーターはあればなおよいと思うのですが、値段も高いし微妙なところです。

疑問:
反フリー側が明らかに緩い、しかしフリー側は限界。
という状況に陥ります。
この場合どうすればよいのだろう。

2017年11月15日水曜日

前輪組み【手組ホイールへの挑戦その③】

スポークとニップルが届いたので組み立てを開始。
いよいよ初めてのホイール組に取り掛かります。

スポークは軽いけど安いという地雷臭のあるSapimのLaser。
(適当な憶測です、サピムさんごめんなさい)
前輪は285mmで153g/32本→4.78g/本
ちなみに後輪は282㎜と280㎜で、150g/32本→4.69g/本
前後28Hなので、266gってところです。

サピムのアルミニップルは20g/56個→0.36g。


ハブは110g、リムは416gなので670gのホイールが組みあがる計算になります。

考えるよりもまず実行!
特に何も考えずに組んでみたのですが振れが全く取れない。

ホイール組むのってこんなに難しいのかと、若干困惑しています。


横、縦ともに1.5mmくらい振れているが
もうニップルは締めれず、なめてしまう。

これでは、妥協できないので一度バラすことに。
この時点で深夜2時。明日も仕事だ!
 
ばらしているときにもなめてしまい。
ニップルは7本死にました。
予備を8個買いましたが、後輪は失敗できないことになります。


ニップルを全部緩めてとりあえず、まずは全体のバランスをとることにします。

ポイント(なのか?)
指で締めれるくらいユルユルでも、一周して戻るとテンションにばらつきが出てしまいます。
なのでまずは、ねじ山が見えるか見えないかくらいまで、
全体をほんの少しずつバランスよく締めていきます。

まずは、立て振れをとる。→そして、横振れをとる。
この順番で本当に少しずつニップルを締めていったらなんとなく形にはなりました。
スポークをにぎにぎする分にはテンションも均一に出ています。
しかし、リムには限界のテンションってのがあるらしいし少し不安です。

リムテープを貼って出来上がりは、676gとなりました。
これはほぼ予定通りの重量です。


疑問:
ねじ山の出具合を基準に全部のスポークを均等に締めた時点で緩いスポーク、
固いスポークがある。
う~ん、素人には全然わかりません。
もう少し勉強します。

2017年11月7日火曜日

ハブとスポーク購入【手組ホイールへの挑戦その②】

Open Pro UTSに合わせるハブとスポークを購入します。

実際には、ハブは持っていました。
28ホールのハブで、古いカンパのハブのような商品です。

フランジまでの距離やPCDなどを実測し、
DT Swissのサイトでスポーク長を計算します。

難しいのはホイールの組み方をどうするかという問題です。
フロントはラジアルで組むのが最もシンプルですが、
スポークの重量を軽くできる以外はデメリットの方が多そう。
でも特に経験がないので、手持ちのホイールを見て決めました。
Kinesis Racelightというホイールを見ると、これは28Hで2クロス組です。
このホイールが素晴らしいとも思いませんが、マネして組んでみたいと思います。

でサイトに数字を入れて計算すると。

フロントは285㎜、
リヤは280㎜と282㎜となりました。

しかしスポーク穴の径とかまでいれて計算するんですね。

スポークは唯一取り扱いがあるBike24で買います。
大手のサピムかDTスイスで検討しました。

値段でサピムのバデットスポークLaserを買うことにしました。
0.9ユーロ/本なので大体50ユーロです。

 Bike24はニップルなしで売っているので、ニップルも買います。
これは0.3ユーロ/個でした。

ハブが70ユーロ、リムが100ユーロ 、スポーク&ニップルで70ユーロ。
合計240ユーロです。
これで1500gを若干切るくらいのホイールが組めます。

2017年11月3日金曜日

Mavic Open Pro USTを購入【手組ホイールへの挑戦その①】

春くらいには発表されていた、Mavic Open Pro UST。
ちょうど手組ホイールを組みたいと思っていた時だったので、ずっと狙っていましたが、
なかなか大手海外通販では取り扱いが始まらず忘れかけていました。
でも、最近ようやく(10月くらい)大手海外通販でも扱うようになったので、
早速購入しました。

Bike24でもWiggleでも買えるですが、Wiggleの方が安いのでこちらで買いました。
Wiggleではなぜか28Hだけ安くてリム1本あたり約6500円でした。

Bike24だと8000円以上しました、Wiggleでも28H以外は同じ値段。
日本だと1本12000円くらいで売っているのでだいぶ安く買えたと思います。


















気になる重量は、413gと416gで平均414.5g。
ネットで情報をあさった感じ、巷では410gを切るくらいの個体がよく出ているそうなので私のは平凡という印象。

リム内幅19mmもあるのに軽いのは新製品の良いところでしょうかね。
例えば安いリムは500gくらいはざらにあるので、
対してこんなに軽いのは少し感動。
まぁその分リムはペラペラだけど。

まぁこのリムは28cくらいのタイヤを使用することが推奨されているので、どうしても重くなる。
なので軽さにこだわるのもナンセンスかもしれない。

で、このリムの印象。
安いリムと比べると明らかにぺらっとしている。
例えば、完成車付属の15c/500gくらいのリムは肉が詰まっている鈍い感じがするけど、このOpen Pro UTSは引き締まった感じがする。
音も高く響く。
というか単に薄い?

なぜいきなりリムを買おうかと思ったかというと、
去年(2016年11月ごろ)、私は、前後28Hのハブが激安だったので無駄に購入。
無駄にハブを持っていたので、ホイールを組みたくなったというのが実情。
ちなみに、このハブSelcof製品で、かなりクラシカルな見た目のハブなのだが。重量は110g/265gと(値段の割には)優秀。
頑張って探すと70g/220gくらいで安いハブもあるのは知っているけど、
今回は初めてなのでこれで組んでみて手組ホイールを自分で組むことに可能性を感じたのであれば、
もう少しこだわったものを組んでみればいいかなと思っている。

以下リンクです。
ハブとスポーク購入【手組ホイールへの挑戦その②】
前輪組み【手組ホイールへの挑戦その③】
後輪組み【手組ホイールへの挑戦その④】失敗談
後輪組み【手組ホイールへの挑戦その⑤】リベンジ 
乗ってみた【手組ホイールへの挑戦その⑥】インプレ