クランクセットって自転車のパーツの中では結構いい値段がします。
ロードバイクなどで最安の値段帯でも、8000円〜10000円はするイメージです。
しかもシマノのグレード外品とかです。
8速でも9速でも安いわけではないです。
一昔まえはFSA社製のクランクセットが結構投げ売りされてましたが、
最近では見ないです。
FSA社のクランクセット(Energyグレード)はクロスバイクで使用しておりますが、
中空構造なので軽量です。またシマノディレイラーとの相性は悪くはないです。
(フルでシマノほどよいとは言ってません)
BB30軸の異音問題も受け側のBB構造の問題なので私のPF30BBでは不具合はないです。
ただFSAの安価なやつは、重いんですよ。
ZAYANTE(ザヤンテ)
と
ALBA(オルバ)
が存在します。
前者が中空構造で105レベル、
後者が非中空構造でTiagraレベルの製品と思います。
10s/11sに対応します。
見た目は非常に似てますが、裏側を見ると
よく違いが判ると思います。
凹んでるのがALBAでフラットなのがZAYANTEです。
あとこっちはすこし分かりにくいですが、よく見るとZAYANTEは右クランクとスパイダーが分離できる構造になっています。
なのでZAYANTEはフロントシングルにもスマートに対応できます。
先日のローラー台用自転車のために、ALBAを購入したのですが
クランク長が170mmと普段使っている172.5mmではなかったのでやっぱり気になって買いなおしました。
ALBAでも長さ以外不満はなかったのですがZAYANTEしかなかったのでZAYANTEを選んみました。
でせっかくなので今回比較を記事にしてみます。
全体を測るとALBAは759gありますが、ZAYANTEは729gでした。
ん?30gしか変わりません。
残念に思いつつ、ちょっと気になったので分解して各重量を測ってみました。
上がALBAで、下がZAYANTEです。
(注:ALBAはウェーブワッシャーを含んでないので2g程度軽めな数字が出てます)
ALBAは170mmで50T/34Tのコンパクト、ZAYANTEは172.5mmで52T/36Tのセミコンパクト(っていうのか?セミノーマルっていうのか不明)です。
面白いのがボルトの素材が全然違い、ALBAのものは22gに対して、ZAYANTEは9gしかないです。
結構ちゃんとコストをかけているんだと思いました。
表にまとめるとこんな感じ。
チェーンリングは微妙な差か思ったけど、割と違うんですね。
クランク長の違いを補正するとトータルで60gくらいですが差があるんだと思います。
ZAYANTEをコンパクト仕様にすれば699gに収まります。
アルテグラよりは重いけど105よりは軽いですね。
私は貧脚なのでコンパクトで使います。
ちなみに今回用いたほぼ未走行のクランク2セット+BBを2セットで7000円以下で購入できています。
コスパは非常に良いです。
もちろん定価では買う気になりません。
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