2018年1月31日水曜日

Fuji cross 1.1のブレーキ【検討】

先日購入したFuji Cross 1.1のブレーキの話。
フレームセットでの購入なのでパーツは自由に選べるという利点がある。

Cross 1.1のブレーキはもちろんディスクブレーキ。

ディスクブレーキをデュアルコントロールレバーで引く場合、
①ロード対応の機械式ディスクキャリパーを普通のSTIで引く
若しくは、
②専用のSTIで油圧式キャリパーを引く
という2通りがある。

・油圧は?
油圧のSTIは重いという認識がある。

最新のR9120ないしR8020シリーズの油圧式STIは、
従来の物より大幅に軽量化されてはいるのだが、貧乏人に買える代物ではない(涙)。
旧式のST-RS685、ST-RS505などならば、レバーとキャリパーのセットで50000円程度で見つかる。
STI込みでこの値段であることを思うと、そこまで高価ではない。

ただしこれら旧式のSTIは激重。
STIだけで660g~700gと機械式STIより200g以上重たい。
正直ハンドル周りが重たいのはうれしくない。

この点がネガティブな要素となり、
より安価であるシンプルな機械式に魅力を感じる。

・機械式にするならば?
今回は、
  1. Avid BB7
  2. TRP Spyre
  3. シマノ
の3択で考えた。

TRP Spyreのみ両側からパッドを押し付ける構造。
他は、片側のピストンのみが動く構造。
しかし効きが一番良いと評判なのはAvid BB7。

シマノはフラットマウントのキャリパーもあるのだが、機械式だとBR-RS305というキャリパーになる。
これはSORAグレードらしく11速のコンポと組み合わせるのは微妙な気がする。
ポストマウントならシクロクロス向けのCXというシリーズもあるが、割高なので却下。

せっかくなのでフラットマウントのあるTRP Spyreかなと思っていのだが、
BB7 Road Sが安かったので購入してしまった。
悪い癖で在庫が2個しかなかったので慌ててぽちっとしてしまった。

検討の結果:BB7 Road Sを購入。
前後セット、Avidの純正ローター込みでの購入。
届いたAvid BB7 Road Sの箱。
普通の何の変哲もない箱。Road SLだと違うのだろうか?



BB7 Road Sの重量は、キャリパー 178g
ねじ 23g
変換アダプター 15g (これは使わない)。

14mmのローターは82gしかない。

これが大誤算で、16mmローターのはずが140mmローターが届いたこと。
140mm使ったことはもちろんないけど、同じフレームを使うFuji 1.7が純正で160mmなので、それより小さい140mmだと制動力的に不安。
それ以上に変換アダプター等を見切り発車して発注したため、160mmじゃないと取り付けできません。
購入した店に問い合わせると、 160mmのローター付属のパッケージの在庫がないため交換はできず返品になるとのこと。
もしくはBB7 Road(Sなし)になら交換できるとのこと。
グレードの低いものに交換してもらうのも嫌なので妥協することに。

そして結局SM-RT54というシマノの安めのローターを追加で購入。
これはスペック上ですでに160g弱。
とはいえシマノのSM-RTAD05というアダプターは55g強あるので、トータルの重量はそれほど劣らない感じではある。
でもやっぱりこんなアダプターは使わないで、6ボルトのハブのホイールに合わせた方がエレガントだと思う。

今回の買い物は少し判断を誤ったな。

後悔の念が消せず
慌ててアダプターを発注せずに、物を見てからでもよかった。
現状ですでに、
・ AvidのHS1ローター(140mm)が2枚
・シマノの6ボルト⇒センターロック変換アダプター2枚
が無駄に。
5000~7000円以上の損失をした気分。

そして、フラットマウントアダプタに付属のねじが短すぎて用をなさない。
やはり経験のないディスクブレーキ車を組むのは少し大変!
知識もねじなどの小物もないので。

制動力に関して
ドライでの制動力はリムブレーキでも不満は出ないので、重要なのはむしろタッチの感覚と引きの軽さ。
引きの軽さを出すためには、割とシビアにパッドの位置を調整する必要を感じる。
しかしあまり詰めると若干のシュータッチが気になるので、パッド位置は最適値より少し戻している。
軽いかといわれるとわからない。
ブラケットポジションでの急制動は全然できないし、タッチもそれほど良く感じないので長い下りなどは下ハンで過ごしている。
タッチがあいまいなので60km/h程度からの制動で、ガツンといきなりかけるのをためらってしまう。
ここら辺は腕の問題が大きいが、パッドやローターのグレードも影響しているかもしれない。
いぜれにせよ絶対な制動力という意味では先にタイヤが値を上げるのでブレーキの限界はまだ見えない。

ウェットでの制動は、最初の数mで制動力が弱い。
摩擦でローターの表面が乾けば、リムブレーキとは比べるべくもない。

2018年1月26日金曜日

【衝動買い】Lezyne Super スペシャルエディション 【GPS】

GPSサイクルコンピューターは、その名が示すようにGPSにより走行軌跡を時間情報付きで保存できる小型のコンピューター。
まぁ、GPSで走った軌跡を記録するだけなら、スマホのアプリでもできる。
普通のサイコンさえあれば、多くの機種でスピード・ケイデンス・心拍数程度はモニターできるので、別に急いで買う必要はないかもしれない。
でも乗るたびにスマホのアプリを起動するのも面倒というめんどくさがりにはよい選択肢になります。

一般にネックとなりやすいのは値段が高いことだと思う。
安くて3万円程度の製品が多いです。
ガーミンは6~7万もする製品をラインナップします。

なかなか手を出しやすい値段ではありません。
しかしLezyneがリリースするGPSシリーズは値段も安く、
導入への壁が低いです。

私も、2016年より普通のサイコンからGPSサイクルコンピューターに買い換えました。
このときは、「Lezyne Macro GPS」という入門機を買いました。
Ant+非対応、気圧計・勾配計の省略など上位機種と比較すると、劣りますが非常に満足はしています。
ただ、最近心拍数を図れる腕時計を購入したのですよね。
そしてこの時計が心拍数をAnt+で外部の機器に送れる機能が付いていました。
胸ベルトの心拍計も所有してはいるのですが、通勤レベルのライドで使う気にはなれません。

今回は、この点のみでLezyne Super GPSを追加購入しました。
こうしてLezyneのGPSを二台持ちすることになりました。

自転車が複数あるのでMacroも使いまわせばよいかなと思っていましたが、いかんせん機能の劣る機種を積極的に使う気が起きなくなり、
最近はSuperばかりを選んで使っています。
心拍数もそうですが、(精度は低いのですが)勾配をリアルタイムでモニターできたりメリットが多いです。

なのでMacroは売ってしまおうかと思っています。それくらいSuperの方が魅力的です。

SuperにはSpecial editionというカラーバリエーションがあり、
私もせっかくなのでを購入。
カタログ写真で見るよりくすんだブルーに見えます。



比較するとこんな感じ。
色と文字以外には筐体に差はないように見えますね。

心拍数も問題なくモニターできました。
ちなみに今回組み合わせているのは、Garmin forerunner 35です。

これ便利でほとんど24時間つけています。
値段も高くないし去年の買い物ではMTBの次によかったと思っています。

2018年1月23日火曜日

Fuji cross 1.1のフレームセットを購入

シクロクロスバイクのフレームを購入しました。
車種はFuji社のCross 1.1の2017年モデルです。
2018年モデルは見たところ色の違いだけのようなので、カラーさえ気にならなければ2017年で問題ありません。
ただ私はシクロクロスではなくグラベルロード的な使い方を想定しています。

Wiggleを利用して43000円ほどでした。
かなり安かったので衝動買いですね。
言い訳としては、最近MTBにばかり乗っていて、
ディスクブレーキのメリットや、
ラフな道を走行する楽しさを実感しつつ、
やはりドロップハンドルがいいなという欲求を満たすためにグラベルロードが欲しかったんです。
そして夏に向けて長距離を快適に過ごすバイクが欲しかった。

なので本当のことを言うと、crossではなく、2018年モデルのFuji Jariのフレームの方が欲しかったのです。
米国での定価549ドルっていうのももすごく魅力的です。
とはいえ、売ってないものを買うことはできないので仕方ないです。
日本でも買えるJariの2017年モデルもいいけどcrossと違って2018年モデルを見ると買いたくない(フロントフォークが違う)。
国内の定価は妙に高いし。

このFuji crossシリーズは、Fujiが上位にカーボンシクロクロスシリーズを持っている為に、
シクロクロス車にしては若干ですが冗長な作りをしていると感じます。
例えば、レースでは絶対にいらない泥除け用の穴があったり。
なので十分グラベルロードバイク的な使い方もできるとは思います。
ボトルケージの穴の数が普通に2個だけだったり(2018年のJariは6か所ある!)、
ど派手な色合いなどJariと比べると微妙な面も多々あります。

購入したサイズは54cmです。
54cmというのはシートチューブ長で、ジオメトリ表を見ると少し大きめに感じます。
でもWiggleのサイズチャートでは私の身長にぴったりです。
ちょうど真ん中ドストライクです...本当なのか?
外国人の足の長さが基準なんでしょうか?
それともシクロクロスなので担ぐためにシートチューブは長いんでしょうか?
シートポストが少ししか出ないとい思うので少しみっともない完成車になりそう。

Pros
・軽量なフレーム、アルミフレームですが、1370gと軽量(実測は小物込みで1401g)です。
・コラムまでフルカーボンのフォーク(500g→実測はコラム未カットで520g)
・値段というかコスパ
・前後12mmスルーアクスルなので高剛性(正直QRで困ったこともないけど)
・しかもQRアダプターが付属?(付属していませんでした
・フラットマウントのキャリパーブレーキは見た目が少し良い
・FSAのヘッドパーツが付属(ヘッドパーツは別で買うと以外と高いし規格も多いので付属はうれしい)

Cons
・12mmアクスルの安価なホイールが少ない、最低でも3万円
・PF30はホローテッククランクを使う場合余計な重さがかかる
・フロントディレイラーに対応するかが不明?写真では左側のケーブルガイドが2個あるので何かを配線できるはず、リアディレイラーはあるのでケーブルガイドもあるはず、cross 1.7はフロントダブルなので行けると信じているけど
QRアダプターが付属するような商品情報の記述だが付属しない
・内装ケーブルというのは少しめんどくさい

実際に届いてみた印象
・うれしい点
FSAのヘッドセットなので割のはいってないクラウンレースだろうと思っていたら、フォークのクラウンがカーボンで成型されていました。
圧入が必要ないため、DIY派にはうれしいです。
・品質
ところどころ塗装のバリがありクオリティは低い。
これは写真で見ればわかりますが溶接の処理は汚い 。
・シートチューブがBBに向かってテーパーになっていて、FDバンドは34.9㎜を選ばないとダメ!(シートポストが27.2mmなので31.8㎜を買ってしまった)