2021年3月31日水曜日

Praxisworks ZAYANTEとALBAの比較

クランクセットって自転車のパーツの中では結構いい値段がします。

ロードバイクなどで最安の値段帯でも、8000円〜10000円はするイメージです。
しかもシマノのグレード外品とかです。
8速でも9速でも安いわけではないです。

一昔まえはFSA社製のクランクセットが結構投げ売りされてましたが、
最近では見ないです。

FSA社のクランクセット(Energyグレード)はクロスバイクで使用しておりますが、
中空構造なので軽量です。またシマノディレイラーとの相性は悪くはないです。
(フルでシマノほどよいとは言ってません)
BB30軸の異音問題も受け側のBB構造の問題なので私のPF30BBでは不具合はないです。

ただFSAの安価なやつは、重いんですよ。

完成車外し品が格安で流通しているpraxisworksのクランクには、

ZAYANTE(ザヤンテ)

ALBA(オルバ)
が存在します。

前者が中空構造で105レベル、
後者が非中空構造でTiagraレベルの製品と思います。
10s/11sに対応します。

見た目は非常に似てますが、裏側を見ると


 

よく違いが判ると思います。
凹んでるのがALBAでフラットなのがZAYANTEです。

あとこっちはすこし分かりにくいですが、よく見るとZAYANTEは右クランクとスパイダーが分離できる構造になっています。
なのでZAYANTEはフロントシングルにもスマートに対応できます。

先日のローラー台用自転車のために、ALBAを購入したのですが
クランク長が170mmと普段使っている172.5mmではなかったのでやっぱり気になって買いなおしました。
ALBAでも長さ以外不満はなかったのですがZAYANTEしかなかったのでZAYANTEを選んみました。
でせっかくなので今回比較を記事にしてみます。

全体を測るとALBAは759gありますが、ZAYANTEは729gでした。
ん?30gしか変わりません。
残念に思いつつ、ちょっと気になったので分解して各重量を測ってみました。


上がALBAで、下がZAYANTEです。
(注:ALBAはウェーブワッシャーを含んでないので2g程度軽めな数字が出てます)
ALBAは170mmで50T/34Tのコンパクト、ZAYANTEは172.5mmで52T/36Tのセミコンパクト(っていうのか?セミノーマルっていうのか不明)です。
面白いのがボルトの素材が全然違い、ALBAのものは22gに対して、ZAYANTEは9gしかないです。
結構ちゃんとコストをかけているんだと思いました。
表にまとめるとこんな感じ。


ZAYANTEALBA
右クランク335.0357.522.5
左クランク196.6219.022.4
ボルト9.322.012.7
52T153.5

50T
129.5
36T34.7

34T
28.5

729.1756.5

チェーンリングは微妙な差か思ったけど、割と違うんですね。
クランク長の違いを補正するとトータルで60gくらいですが差があるんだと思います。

ZAYANTEをコンパクト仕様にすれば699gに収まります。
アルテグラよりは重いけど105よりは軽いですね。

私は貧脚なのでコンパクトで使います。

ちなみに今回用いたほぼ未走行のクランク2セット+BBを2セットで7000円以下で購入できています。
コスパは非常に良いです。

もちろん定価では買う気になりません。