Cross 1.1はFSAのOmegaというクランクセットで組んでいる。
これは以前購入した完成車に組まれていたクランクで、
・重い、870g
・クランク長が175㎜と長い(私は、172.5mmを好んで使う)
・見た目が好きじゃない
という欠点があるため使わずに放置していたもの。
剛性面では何も不満は感じないし、
10速用のチェーンリングでも変速性能はそれほど気にならない。
ただ870gという重量は軽量化厨の私には、少し気になる重さだ。
Fuji cross1.1は105組なので、クランクも105で組みたかったが、
フレームのBB規格がPF46(プレスフィット)のため、
・アダプターを介して105とかのクランクを使うと重くなる
という点でシマノ製は諦め、メリットを生かすためにBB30規格のクランクで組むことを決意。
50/34というクランクのギア比を確認するためにまずは、このオメガというクランクを使うことにした。
ギヤ比は重すぎる感じはあるが、まぁ問題はないレベルに感じたので、
予定通り交換する。
候補は、ヤフオクでたたき売りされるゴッサマー。
ゴッサマーは高剛性なことで評判。
人気がなく捨て値で出品されていることも見るが、
Omegaと比べると、100g~150g軽量。
完成車外しの物を狙うが、172.5mm・BB30・50/34という縛りを課すと良い出物がない。
BB386規格の物は、それなりにタマがあるが、
これは新しい規格でより汎用性が高いが、アダプタが必要になるため却下。
FSAの24mm軸は先述の理由により選択肢にはなりえない。
いろいろ探して、結局楽天でFSAのEnergyを購入。
2~3世代前のグラフィックだけど、中空クランクアームである点は現行と変わらない。
チェーンリングは10速用だけど、たぶん大丈夫。
今までにも2台ほど10速のクランクを11速システムで使ったが何も問題は出なかった。
公称値730gとのことだが、実測値は734g。
中空クランクの割には重い。
105のFC-5800とほぼ同じ。
Ultegra FC-6800は690gなので、Ultegraの方が単体ではこれより軽い。
ただしBB30→ホローテックのアダプターがいらないので、実質はUltegraよりも軽量に組むことができる。
早速交換してみた。
カンパのPTと比べるとよい設計で交換が楽。
ギヤ比も変わらないため、チェーンなどの長さも調整する必要がないのがありがたい。
たった2.5mmのクランク長の差だが体感はできるのか?
できない。。。回転半径で5mmの差だ。
しかし私の股関節の柔軟性(が低いこと)を考えればよいチョイスなはずだ。
確実に漕ぎやすくなった気はしている。
ダンシングもしやすい。
軽くなったか?
実際にきちんと130g強軽くなったはず。
これが6.8kgとかそれ以下ののロードバイクであれば、結構大きな変化だが、
今回は総重量9kgオーバーのグラベルバイク。
全然軽くなった気がしない。
持てば相変わらず重く感じる。
最大の変化は見た目。
Cross 1.1はオールドスクールな感じで組みたいので、
このようなモダンじゃないデザインのクランクは大歓迎。
これだけでお金を使った価値があると思う。
変速性能はやっぱり全然問題ない。
ちなみにFDは、R8000を使っている。